2019.07.11その他
ご挨拶は大事!でも何事にも例外はあります、というお話。
お父様、お母様がお子様に習い事をさせたい理由、たくさんありますね。
技術を学んで欲しい
能力を伸ばしたい
感受性を育てたい
諦めない心を身につけて欲しい
コミュニケーション能力を身につけて欲しい
所作を学んで欲しい
などなどたくさん挙げられると思いますが、色々な理由の中に
「しっかりとご挨拶ができて目上の人との接し方を学んでいってほしい」
という理由もよくお聞きします。
幼稚園、学校とは違って、特にピアノは個人レッスンの場合が多いので、
一人でご挨拶するのが恥ずかしいお子さん、
または何かに集中していて忘れてしまうお子さん?(笑)
も中にはいらっしゃいます。
クリンヴィアに来てくださっている生徒さん方、付き添いで一緒に来ていただいている小さいご兄弟の方も、
みんな元気に挨拶をしてレッスンに来てくださる方ばかりです
いつも皆さんが、
「こんにちは」
「よろしくお願いします」
と元気良くドアを開けて入って来てくださるので、
私もいつも気持ち良くレッスンをスタートさせていただいています
なので、ご挨拶というものが本当に素敵なこと、大事なことということはもちろん本当にそう思うのですが…
何事にも例外があると思うのです。
どういうことかと言いますと...
私が、レッスンが終わった生徒さんを玄関までお見送りに行っている間、
レッスン室で次の生徒さんが待っていてくださいます。
私が戻るまでの間に、すでに練習を始めてくださっている生徒さんがけっこういらっしゃいます。
そういう時私は、
「よろしくお願いします」
はお休みでも良いと思っています。
お子さんはもうすでに集中状態、いわゆるフロー状態です。
(フロー状態とは、簡単に言うと『時間も忘れるほど集中している状態』
のことです。)
せっかくもうスイッチが入り没頭して弾いているのに、声をかけてしまって、
『ハッ!』
とさせてしまうのは非常にもったいのないことです。
ですので、私はあえて演奏をストップさせません。
始める前のご挨拶も大事なのですが…
おしゃべりでもそうですね。
小さいお子さんのお話は本当に面白く、頭をフル回転して一生懸命話してくれているのがわかります。
つい楽しくて聞いてしまいます
(練習をあまりしていなくておしゃべりをしてしのごうとしている場合はわかりますので、
お話をコンパクトにまとめていただきレッスンをスタートします。笑)
先を想像しながら、または出来事を思い出しながら、お子さんの頭の中では今まさに線が繋がろうとしているところなのです。
もし、何かに夢中になって話している時は、遮ってしまう前に、いったん深呼吸しましょう。
今日は何事にも例外はあるというお話でした。
お子さんの脳は今一つ一つの音、言葉を想い、次々に広がっていく世界を想像し、創造しています。
お子様の成長を見守らせていただけることは、本当に幸せなことです
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